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(写真・神奈川新聞社)

70歳を超えてなお現役を貫くサッカー好きたちが茅ケ崎でチームを立ち上げ、6月に行われる70歳以上の全国大会に初挑戦する。1月の関東予選で準優勝し、出場権をもぎ取った実力者ぞろいの集団だ。サッカーから離れられないと口にする面々は意気軒高に誓う。「もちろん優勝を狙う」

日本サッカー協会(JFA)主催の全国大会に出場するのは、「茅ケ崎70雀(がら)」。70歳以上の茅ケ崎市民を中心に2年前結成された。現在は28人が所属し平均年齢は74歳ほど。練習は週1回、欠かさず続けている。

昨年5月の県予選を制した後、関東予選でも準優勝を飾り全国切符を獲得。選抜チームを組んで関東予選に送り込む県もある中、単独チームで戦い強豪を撃破した。

メンバーの顔ぶれは個性的で、チーム一の点取り屋・砂川昌利さん(71)は東京農業大学サッカー部総監督。「得点が自分の仕事なので、他人の倍は走らないと。フィジカル面は若い人にも負けないつもり」と練習でも大声を張り上げチームを鼓舞する。

守備の要で監督兼任の谷口則男さん(72)は、Jリーグの基礎にもなった日本リーグで活躍した。「チームの売りはパスの精度の高さ。大会に向け調子も上がっている」と手応えを強調する。

現役を退いて子どもたちの指導者を務め、また選手に戻ってきた人も多い。「結局みんなサッカーから離れられない」と新倉隆代表(77)。中にはひ孫を持つ選手もいるという。

全国大会は6月4~6日に長野県松本市で開催。全国16チームが4ブロックに分かれて総当たりで対戦、各ブロックの優勝チームを決める。谷口さんは「茅ケ崎の名を全国にとどろかせたい。やれる自信はある」と抱負を語った。