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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜高速鉄道(横浜市中区)が、公式フェイスブックによる情報発信に注力している。題して「『みなとみらい線』わたしの横浜4.1キロさんぽ」。女性社員の視点から、沿線の魅力を紹介している。「まずは横浜の人たちが共感し、多くの人に拡散してもらえたら」と担当する女性たち。日々、アンテナを張り、情報収集に努めている。

 

横浜駅から元町・中華街駅までの4.1キロを結ぶ同社が、フェイスブックを始めたのは2015年夏。担当するのは経営企画課の松本牧子さん、木村友理恵さん、総務課の白井梨沙さん、川辺直美さんの20~40代の4人だ。

 

「老舗の洋食屋さんって開港の街らしくていいですよね」「天気の良い日に、街の風景写真を撮っておきたいな」。毎週月曜日の会議では、沿線周辺の記事が載る雑誌を参考に、取材するスポットを決めていく。

 

これまでの投稿では、4人が実際に訪れたレストランや大型客船が停泊中の横浜港などを写真とともに紹介。昭和初期、山下町に建設された外国人向け長期滞在施設「インペリアルビル」、元町商店街にある濃紺色の郵便ポスト、多彩なデザインが施された道路のタイルや下水道のマンホールといった話題も取り上げている。

 

「元町・中華街にあるオフィスで働く私たちだからこそ知っている情報を紹介したい」と松本さん。4人は、フェイスブックをきっかけに沿線を訪れる人が増えるよう、今後も地域の話題発掘に努めたいと意気込んでいる。

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