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(写真・神奈川新聞社)

 

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=が連れ去られて来月で40年となるのを前に、川崎市の拉致被害者家族を支援する集いが1日、市平和館(同市中原区)で開かれた。ビデオメッセージを寄せた母早紀江さん(81)は核実験やミサイル発射を続ける北朝鮮に対し、「これ以上悪くならない、戦争とかにならないよう、(国際世論や支援を)呼び掛けていきたい」と訴えた。

 

拉致問題に関心を持ち続けてもらおうと、5日のめぐみさんの誕生日に合わせ同市が毎年企画している。例年出席していた横田夫妻は体調の関係でビデオ出演となった。

 

新潟市でバドミントンのラケットを持って家を出た後、消息がつかめなかった20年間を振り返り、早紀江さんは「何のために生きてきたのか」と苦しい胸の内を吐露。北朝鮮からめぐみさんらの死亡宣告を受けた際は「まだ、こんな目に遭わなければならないのかと思った」と続けた。

 

思うに任せない状況が続く中、「いつ倒れるか分からない。ある意味覚悟している。でも、絶対そうならないよう、ご支援していただけたら」と早期解決への思いを強調した。

 

集いには約230人が参加。福田紀彦市長はトランプ米大統領が国連の演説でめぐみさんに触れたことを紹介しながら、「横田夫妻の拉致に対する思いを広めていかなければ」と呼び掛けた。