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(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市は9日、「開かずの踏切」の解消に向け、相鉄線鶴ケ峰駅付近の上下線約2.7キロ(旭区)を地下化すると発表した。事業費は約740億円で、2023年度の着工、33年度の完成を目指す。

 

区間は同駅を挟んだ西谷-二俣川間。区間中に10カ所の踏切があり、うち5カ所がピーク時に1時間当たり40分以上遮断する「開かずの踏切」だ。影響で、周辺の市道(通称「水道道」)をはじめ生活道路は慢性的な渋滞が発生し、救急車の到着遅れなど市民生活への支障が出ており、市は16年度から整備手法を検討していた。

 

市道路局によると、線路の高架化と比較した結果、地下化の方が工期を短縮でき、追加の線路横断策を講じずに全ての踏切を除却でき、よりメリットが大きいと判断。事業費の負担割合は相模鉄道と協議して決定し、市の負担額の55%は国から補助が受けられる見通し。

 

林文子市長は同日の定例会見で「交通渋滞が解消され、市民の利便性、安全安心が確保でき、防災面からの効果も高い。周辺の再開発や沿線の民間投資など高い経済効果が期待できる」と述べた。

 

市は市内の「開かずの踏切」を解消する事業を進めており、今秋には同線星川-天王町間の高架化が完了し、9カ所の踏切が撤去される見通し。今回の地下化で5カ所が取り除かれれば残り31カ所になり、今後は事業効果の高い区間から検討していくという。