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(写真・神奈川新聞)

 

県立横浜翠嵐高校(横浜市神奈川区)放送委員会(SHBC)が、自主制作映画のコンクール「高校生のためのeiga worldcup2017」(NPO法人映画甲子園主催)に出品し全国2位の好成績を収めた。階級制の学校を舞台とした「ロジック大戦」というフィクション映画で、SHBC映像班として初挑戦での快挙。生徒たちは受賞を喜ぶとともに、早くも次の作品づくりへ意欲を見せている。

 

舞台は階級制のあるサバンナ高校。一番下の階級であるD組に転校してきた波利井謙二が支配者たちに立ち向かい、ロジックの力で学校を変えていく、というストーリーだ。自由部門で総合2位に当たる「優秀作品賞」を受賞した。

 

脚本を手掛け、主役も演じたのが、委員長で2年生の青木畝那(せな)君(16)。個人で最優秀男子演技賞と最優秀脚本賞を獲得したほか、優秀企画賞にも選ばれた。

 

撮影は昨年9月後半から約1カ月かけて実施。SHBCメンバーのみならず多くの生徒や教員が、生徒・教員役で参加した。「全員が恥ずかしがらず演じてくれたので、審査員からも高く評価された」と周囲の協力に感謝する青木君。「時間がなくて大変だったが、とても楽しかった」と振り返る。顧問の小澤大輔教諭は「一つの作品で、これだけ多くの賞を取るのはめったにないと思う」と話す。

 

一方、地域部門には「じゃない方巡歴〜横浜版浦島太郎伝説」を出品。横浜に伝わる浦島太郎伝説を、テレビ番組風にユーモアたっぷりに紹介した作品で、こちらも演技賞を獲得した。撮影に当たっては博物館へ調べに行ったり、浦島伝説の残る地元・慶運寺に協力を依頼したりと、学内とは違う「学び」が得られたという。

 

「まだまだやりたいことがある。(高校3年生の)最後の1年で、またチャレンジできたら」と青木君。小澤教諭は「(SHBCは)現在1、2年生で16人。今回の受賞をきっかけに、メンバーが増えたらうれしいですね」と話している。

 

受賞作品は、動画配信されている。