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(写真・神奈川新聞)

 

横須賀ゆかりの作家を中心にした所蔵品展「横須賀のアーティスト」が、横須賀市鴨居の横須賀美術館で開かれている。明治から現在までの絵画、版画、立体など幅広い作品約130点が並ぶ。4月1日まで。

 

戦後20年にわたって市内にアトリエを構えた画家、朝井閑右衛門の作品は、展示室の一室を「朝井閑右衛門室」として約20点を紹介。逗子や大磯の地名を挙げて、どこに家を建てるか思案しているメモや、こだわりが詰まった鎌倉の自宅の設計図など、本人の人柄がうかがえる資料も並ぶ。

 

戦後、横須賀に駐留した米兵のお土産だった絹に描いた肖像画「シルクポートレート」11点も展示。注文主が店に引き取りに来ないままさまざまな人の手に渡って残されたもので、ウエディングドレスを着た黒人女性や、真っ赤な車の横でほほ笑む白人男性が描かれている。シルクポートレート店は1970年代まで米海軍横須賀基地周辺に数多くあったが、現在は1軒も残っていないといい、展示品は当時の横須賀の風俗を示す資料となっている。

 

観覧料は一般310円。問い合わせは同館電話046(845)1211。