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(写真・神奈川新聞)

 

川崎市の多摩川河川敷で市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が殺害された事件から20日で3年を迎えた。遺体発見現場の河川敷では、同級生や全国各地から訪れた人たちが花束や手紙をそれぞれ手向けた。

 

「僕はこっちで頑張っているよ。そっちの世界で頑張れよ」

 

同級生で高校1年の男子生徒(16)は同じバスケットボール部だった仲間と手を合わせた。「毎日考えなくなったり、つらさみたいなものに少し変化はあったりするかもしれないけど、忘れることはない」。高校でバスケ部に所属する男子生徒(16)も「バスケをプレーするたびに、思い出すことがあります」と、あの屈託のない笑顔が脳裏から消えることはない。

 

事件は2015年2月20日未明に起きた。3年たったこの日、河川敷には在りし日の笑った写真や幼少期を過ごした島根県の離島・西ノ島のカレンダーなどが置かれていた。全国からの献花が途絶えず、月命日にいまだに足を運ぶ人もいる。静岡県富士市から訪れた自営業の男性(70)もその一人。自宅に男子生徒の写真を飾っていると明かし、「理屈じゃないんですよ。悲惨な死を遂げて。自分の孫と重なって見えてしまうことがある」と、妻とともに線香を供えていた。