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(図・神奈川新聞)

 

三井不動産は、川崎駅西口のショッピングセンター「ラゾーナ川崎プラザ」(川崎市幸区)の大規模リニューアルを行い、3月20日から新規・改装計103店を順次オープンすると発表した。センター内の駅前広場「ルーファ広場」に人工芝を敷設するほか、ベビー休憩室などを新設し、子育て世代により優しい施設を目指す。

 

リニューアルするのは、全約330店の約3割。県内初出店となる、アスレチックウエアブランド「ルルレモン」や、スタジオジブリキャラクターグッズ店「クローゼット・バイどんぐり共和国」、フランスの絵本から誕生した「カフェ・バーバパパ」、ラーメン店「鯛塩そば 灯花」など注目度の高い店が入る。4月末までにほぼすべてが開店する見込みで、今秋には1階食物販ゾーン「グラン・フード」も全面リニューアルする。

 

子育て世代の社員が考えた、子どもが遊びながら親が休憩できるスペースや、年齢に応じてハイハイや読み聞かせができる遊びのスペースなども導入する。このほかコミュニケーションロボットの実証実験や、女性トイレの待ち列状況を案内するスマートトイレ実証実験を行う。

 

同センターは2006年にオープンし、ヤングファミリー層を中心に幅広い世代から人気となり、川崎駅周辺の人の流れを変えた。店舗面積は約7万9千平方メートルで、16年度の売上高は774億円。大規模リニューアルは12年以来といい、三井不動産の広報担当者は「引き続き愛される施設を目指し、地域の活性化に貢献していきたい」と話している。

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