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(写真・神奈川新聞)

 

横須賀市は2018年度から、20年の「浦賀奉行所開設300周年」に向けた取り組みを本格化させる。周知用のリーフレットを作成するほか、シンポジウムや浦賀の歴史遺産を散策するツアーなどを行いPRに努める。市文化振興課は「近代の幕開けに大きな役割を果たした奉行所を多くの人に知ってほしい」と話している。

 

浦賀奉行所は1720(享保5)年に設置され、江戸に出入りする船舶を取り締まる「海の関所」として、また19世紀に入ってからは外国船から江戸を防備する役割も担った。

 

PR事業(2018〜20年度)では「浦賀みなと祭」や「観音崎フェスタ」など、各種イベント開催時にPRブースを設け、奉行所の歴史に関するパネル展示や子ども向けのイベントを開催。また周知用のリーフレットも1万5千部作成するほか、毎年小学6年生向けに配布する冊子「横須賀ゆかりの歴史上の人物」に、奉行所の活躍に関する記事を追加する。

 

19年度にはプレ事業として奉行所の役割や功績、ペリー来航をテーマにした講演会やシンポジウムなどを開催。20年にはメインイベントとして記念式典を行い、静岡県下田市や北海道函館市など奉行所にゆかりのある都市のほか、アメリカ、オランダなど関係国の来賓も招待する予定だ。また浦賀にゆかりのある船舶を浦賀港に誘致し、イベントを行うことも検討しており、同課は「こうした取り組みをきっかけに浦賀がにぎわい、市全体に広がれば」と期待を寄せている。