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(写真・神奈川新聞)

 

今月限りで引退する京浜急行電鉄の2000形車両の花道を飾る特別列車「ありがとう2000形」が25日、品川-京急久里浜間に運行され、多くのファンが沿線で見送った。

 

同形は快速特急用の花形車両として1982年に登場し、95年からは同社初の時速120キロ運転を実現した。くの字形に傾斜の付いた前面デザインや大きな窓など、スピード感のあるデザインが人気だった。

 

特別列車には、抽選で選ばれた約100人が乗車。所々で見せた往年の俊足ぶりに、参加者は満足げだった。途中、横須賀市にある車両修繕工場「京急ファインテック久里浜工場」では撮影会も行われた。

 

沿線で生まれ育った京急ファンの会社員、橘晋平さん(33)は赴任地の金沢市から駆け付け、京急田浦駅付近で撮影。「(全盛期は)並走する東海道線を悠々と抜き去る姿が格好良かった。幼い頃に乗りたくて延々と駅で待ち、親を困らせたこともあった」と振り返った。同形は新型に道を譲り、数日のうちに退役する。