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(写真・神奈川新聞)

 

いずれも「かながわブランド」に認定されている綾瀬市の「高座豚手造りハム」と秦野市の「桜漬け」がコラボした季節商品「桜ウインナー」が開発された。春らしい桜の風味を楽しめる味わいで、4月末まで高座豚手造りハムの各店舗などで販売している。かながわブランドを進める県農政課によると、かながわブランド認定品同士のコラボ商品は初のケースという。

 

高座豚手造りハムによると、これまでも桜の花をウインナーソーセージに混ぜた商品を作ったことがあったが、「せっかく県内には秦野の桜の塩漬けがあるのだから、活用できないか」と開発部門から声が上がり、今年になって取り組み始めたという。

 

秦野市の桜の塩漬けは、同市千村地区の千村若竹会加工部が手がけるもので、約130軒の農家にある約2500本の八重桜から花を摘み、塩漬けにする。祝いの席の桜湯などに使われ、全国シェア7〜8割という名産品。

 

肉をスモークしないノンスモークタイプのウインナーソーセージにこの桜漬けを混ぜ込んだ。「ほんのりと桜の花の香りが鼻に抜ける」(同社)という季節感あふれる商品に仕上がった。4月末まで同社綾瀬本店、相模原店、湘南六会店で5本入り432円で販売。JAさがみの一部直売所でも販売している(価格は異なる)。問い合わせは、高座豚手造りハム相模原店電話042(750)8641。

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