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(写真・神奈川新聞)

 

2020年東京五輪の開催地として、3日間にわたり聖火が神奈川を駆け抜けることが決まった。黒岩祐治知事は「大いに大会を盛り上げるコースを提案していきたい」とのコメントを発表した。県は近く実行委員会を設立し、詳細ルートの検討をスタートさせる。

 

昨秋の大会1000日前に合わせ、「イメージは箱根駅伝。美しい湘南海岸や富士山も見える神奈川の魅力を全世界に発信できるコースが選定されればいい」と語っていた知事。今回のトップ会合を受けて独自のルート案を「提案」する形になったことで、「オールジャパン」で盛り上がる起爆剤となるようなアイデアも求められそうだ。

 

大会組織委員会が示したルート選定の考え方は、▽国内外に誇る場所や新たな一面を気付かせる場所▽新たな希望をもたらすことができる場所-など。関係者は「安全面や観光PRの視点を織り交ぜながら、記憶と記録に残るルートを選びたい」としている。

 

県などによると1964年の前回東京大会は、箱根から湘南海岸を走り抜けて横浜、川崎を北上したルートのほか、山梨から相模湖を経由して都内に入る2ルートで実施。開会式直前の2日間にわたり、沿道が熱気に包まれたという。

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