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(写真 神奈川新聞)

 

箱根湿生花園(箱根町仙石原)で、神秘的な色が特徴の「青いケシ」が見ごろを迎えている。ことしは開花が4月上旬と例年より1カ月早く、楽しめるのは5月中旬まで。展示替えをしながら約千株が観光客を迎える。

 

同園によると、青いケシは「メコノプシス属」で、冷涼な気候のヒマラヤの高地が原産。25度以上で無風の日が続くと枯れてしまうため、日本での栽培は北海道北部や標高1600メートル以上の地域に限られ、「幻の花」と言われる。標高約650メートルの同園は、北海道から苗を入手している。

 

ことしは苗が豊作だったといい、「この規模で一度に見られることは関東では珍しい」と同園の担当者。展示会場の装飾はヒマラヤの岩場をイメージし、「現地に来たような気分を味わってもらえたら」と来園を呼び掛けている。

 

藤沢市から訪れた会社員(60)は「青色はすごく珍しい。黄色とのコントラストがきれい」とカメラを向けていた。

 

午前9時~午後5時(入園は同4時半まで)。

中学生以上700円など。

問い合わせは、同園電話0460(84)7293。

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