image
(写真・琉球新報社)

森永製菓の人気商品ハイチュウや煎餅などの菓子作り体験で那覇市牧志のHAPINAHA(ハピナハ)を訪れる外国人客が急増している。今年3月から香港人や台湾人の予約が大幅に増加し、これまで体験者の9割が日本人だったが、現在多い日では全体の約半数を外国人が占める。急増する背景には会員制交流サイト(SNS)で体験の感想や予約方法などが口コミで広く紹介されていることなどが挙げられる。家族旅行で沖縄を訪れる外国人客にとってショッピングだけではなく、子どもが楽しめる「体験」も注目されている。

 

シーサー絵付け体験なども提供するハピナハで、一番人気はハイチュウ作り。体験者が色違いのソフトキャンディーを棒状に延ばす作業をするほか、森永製菓のマスコットキャラクター・キョロちゃんと一緒に写真を撮り、その写真がハイチュウのパッケージにも使われる。体験時間は約30分で、料金は1,620円(税込み)。

 

ハピナハの金城光司氏によると、昨年の夏休み期間中、1日に最高120人がハイチュウ作り体験に参加した。

 

家族5人で訪れたマカオの●凱倫(とうかいりん)さん(36)は「フェイスブックで友人が沖縄で遊んでいた写真を見て、自分たちも沖縄に来ることを決めた。ハピナハの体験もフェイスブックで見つけた」と説明した。さらに「子どもは買い物より遊ぶことを重視する。子どもたちのために料金が高くても楽しんでもらえばいい」と述べた。

 

※注:●は「登」にオオザト

関連カテゴリー:
関連タグ: