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拘束された女性が乗っていた車を移動させようとする警察官ら=6日午前10時20分ごろ、東村高江の県道70号
(写真・琉球新報社)

【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動に関して名護署は6日、運転していた車を急発進させ、警察官を後方に退かせる暴行を加えたとして、公務執行妨害の容疑で女性を逮捕した。名護署によると、女性は「事実については反論する」と容疑を否認し、身元を明らかにしていない。

 

女性の逮捕容疑は6日午前9時54分ごろ、東村高江の県道70号で、男性警察官(38)から停止を求められた際に運転していた車を急発進させ、警察官を後ろに退避させる暴行を加えた疑い。県警によると、警察官と車は接触しておらず、警察官にけがはないという。

 

市民らは3台で徐行運転をし工事関係車両の動きを封じる「牛歩戦術」をしていた。そのうち車列の2番目を走っていた運転者のみが拘束された。同乗していた女性によると「警察官が動画を撮影しながら車の前方を歩いていたためよけようとしたところ、追い抜いてきた警察車両が突然前方をふさぎ、ドアを開けて女性を地面に押さえ付け手錠を掛けた」という。

 

一方、県警は「急発進して警察官が退避せざるを得ない状況だったので、危険行為とみなした。人と車だから、明らかに危ない」との見解を示した。

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