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強風で崩れた倉庫の残骸を片付ける祖納元健司さん=18日午前10時18分、与那国町の祖納集落(写真・琉球新報社)

強い台風16号は18日午後6時には先島地方の北の東シナ海にあり、時速15キロで北東に進んでいる。九州地方に向かうとみられるが、沖縄気象台は19日まで沖縄本島地方に強風への警戒を呼び掛けている。本島地方は19日も雨で、所により雷を伴って強く降る見通し。

 

与那国町が18日にまとめた被害報告によると、住居関係は計66戸(調査数464戸)で屋根が一部崩れたりするなどの「一部損壊」があった。半壊、全壊はなかった。倉庫・その他は50カ所、車両は3台が損傷した。石垣市はオクラなどの農作物に約800万円の被害が出た。16日から18日午前9時までに与那国島で331・5ミリ、西表島で236・5ミリの雨が降った。

 

18日も与那国島と那覇、石垣を結ぶ空路計2便が欠航し、79人に影響が出た。沖縄旅客船協会によると、海の便は八重山地方を中心に186便が欠航した。

 

18日午後9時の中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径110キロ以内で風速25メートル以上の暴風が吹いている

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