(写真・琉球新報社)
シンポジウム「レインボーなは~性の多様性を尊重するまちづくり」が12日、那覇市の県立博物館・美術館であった=写真。レズビアンであることを公言しているハワイ州最高裁判所判事のサブリナ・シズエ・マッケナさんが講演した。マッケナさんは昨年、米連邦最高裁判所が打ち出した同性婚を認める判決などを挙げ「法律で権利が守られていると分かるから公言できた」と実感を込めた。学校や職場で性の多様性を広げることが重要として「カミングアウトできる状況をつくってほしい」と呼び掛けた。
シンポは、なは女性センター開設20周年を記念し、那覇市と自治総合センターが主催した。約220人が来場した。マッケナさんは、父親が米国人で母親が日本人。現在、同性パートナーと3人の子どもを育てている。「アジア系の裁判官として、性的少数者でも幸せに暮らせると伝えたい」と力を込めた。
後半は、城間幹子那覇市長やレインボーアライアンス沖縄共同代表の砂川秀樹さんら5氏がパネル討議で登壇した。城間市長は7月に「那覇市パートナーシップ登録」制度を始めて以降、13組の同性カップルに登録証を交付したと発表した。
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