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(写真・琉球新報社)

 

2013年6月に沖縄県糸満市の市議(当時)4人が、行政視察で訪れていた北海道網走市の「市内視察」の最中にゴルフをしていたことが5日、分かった。3人はすでに引退している。うち現職の市議はゴルフをしたことを認めた上で「市内視察は個人的に自由行動と考えたが、反省しないといけない。不適切だった」と語った。識者は「ゴルフは視察でない。視察費は返納すべきだ」と話している。

 

行政視察は、2013年6月4日から3泊4日の日程で、市議8人が東京や北海道を訪れた。国立ハンセン病資料館や網走市の活性化事業などを視察した。ホテルパック代や日当(1日3千円)など1人当たり14万8830円が議会調査研究事業費で支払われた。

 

ゴルフをしたのは3日目。午前9時30分に網走市役所を訪問し、午前10時から1時間、中心市街地を視察した。昼食後、午後1時から「市内視察」の予定だったが、行く先は事前に決めていなかったという。タクシー2台に4人ずつ乗り、そのうちの1台がゴルフ場へ行った。

 

市議は「ゴルフ場が近くにあると聞いていたので、『じゃあ行ってみようか』という流れだった」と説明。ゴルフ用具はレンタルし、ゴルフ代は私費で払ったという。

 

また3人は4日目も「市内視察」の時間に別のゴルフ場でミニコースを回ったという。

 

政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「(議会調査研究事業費も)税金に変わりはないので返納すべきだ」とした上で「そもそも計画があまりにもずさん。最初からどこに行くか決めていないのはおかしい。本当に視察するためだったのか。最初から自由行動をつくっていると疑われても仕方がない。論外だ」と語った。

 

5日に12月議会が開会した糸満市議会(徳元敏之議長)は同日、議会運営委員会を開き、対応を協議した。各会派で議論した後、19日の議会運営委員会で調査特別委員会の設置について諮る予定だ。

 

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