コンテストの受賞銘柄を紹介する沖縄泡盛新聞の浜田隆幸編集委員(左)と醸界の比嘉大副社長=24日、琉球新報社
泡盛の話題や魅力を発信するウェブサイト「沖縄泡盛新聞」は24日、街頭での飲み比べで人気を競う「泡盛コンテスト2016」の最高金賞12銘柄、金賞6銘柄を選出した。本選、予選を通じて2,297人が街頭で試飲し、好みの味などのアンケートに回答した。回答結果を蓄積したデータベースを基に、サイト上でお薦めの泡盛を自動診断するプログラム「泡盛ソムリエ」の構築に着手する。
コンテストは消費者の好みを聞く企画として、観光客ら泡盛になじみのない人も含めた国際通りの通行人による投票で実施した。
予選は県内44酒造所の100銘柄を対象に、昨年4~9月に10回を実施。銘柄を隠して試飲してもらい、好みの飲み口の順に点数を付ける方式で、本選に進む30銘柄を絞り込んだ。本選は昨年10~11月に国際通りでのトランジットモールなどで計3回の試飲投票を実施し、得票の上位12銘柄を最高金賞に選んだ。
投票では、試飲者の年齢によって支持する泡盛の銘柄が異なる傾向が明確に表れた。今後、アンケートに回答した人の年代や性別といった属性ごとの嗜好(しこう)を分析してプログラム化し、それぞれの銘柄を好みそうな消費者に情報が届く仕組みをウェブサイト上で展開する考えだ。
コンテストの結果は次の通り。
【最高金賞】いっしょにいい時43度(多良川)▽久米島30度(米島酒造)▽残波プレミアム古酒30度(比嘉酒造)▽残波プレミアム5年古酒35度(同)▽瑞光30度(池間酒造)▽請福ビンテージ30度(請福酒造)▽マリンボトル25度(同)▽やいま30度(同)▽暖流30度(神村酒造)▽轟30度(ヘリオス酒造)▽松藤ブレンド25度(崎山酒造廠)▽琉球王朝30度(多良川)
【金賞】久米島43度(米島酒造)▽久米島の久米仙ホワイト35度(久米島の久米仙)▽暖流25度(神村酒造)▽美ら波40度(米島酒造)▽瑞穂30度(瑞穂酒造)▽与那国30度(崎元酒造所)