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(写真・琉球新報社)

 

100年以上続く粟国島の旧正月行事が1月27日から30日まで行われた。大みそかの27日はマースヤーと呼ばれ、各家庭へ塩を売り、踊りをささげる行事があった。歌や三線、太鼓に合わせて化粧を施した着物姿の子どもたちが踊りながら各家を練り歩いた。

 

マースヤーを迎えた家のあるじは、祝儀を渡し、お酒やお菓子、ごちそうを振る舞った。マースヤーは各部落を小分けした組(クミ)や原(ハル)という11の小字単位で行なわれ、華やかに地域を盛り上げた。

 

旧暦1月2日にあたる29日は「船起こし」が行われた。島で操業する船主が大漁祈願と併せ、島民の交通手段である「フェリーあぐに」の安全航海を祈願した。「フェリーあぐに」では毎年、積み荷を降ろした後の船内で、島民や関係各所の来賓を招き「船起こし」を開催している。

 

旧暦1月3日の30日は「村おこし」があった。朝早くから「チカノー」にある「ユノーサーウガン」と呼ばれる拝所へ男性が祈りへ。その後、三つの小字(前組・後組・西組)がある浜部落の観音堂へ集まり、踊りを奉納した。この日は急に雨が降り出したが、それでも雨がっぱを羽織り、大人や子どもたちが元気に踊りをささげた。

 

(大城智恵通信員)

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