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アパートや店舗の建築などを手掛ける大鏡建設(沖縄県那覇市、平良修一社長)は、今帰仁村の運天漁港向かいに、運天区の住民が主体的に企画運営に携わる一戸建てタイプの宿泊施設群を建設する。宿泊客と住民が交流できるような共用施設を設け、徒歩を中心とした「住みやすく人が集う街づくり」をコンセプトに据える。住民意見を宿泊施設や周辺の整備に反映し、2018年末にも完成する予定だ。

 

計画では約4300平方メートルの敷地に、70〜80平方メートル規模の宿泊施設を10棟前後建設する。大鏡建設は今春に民営地と村有地を取得し、土地代を含む2億〜3億円を投資する。建築様式も古民家など一戸建て宿泊施設に多い形態ではなく、近隣住宅と景観を合わせたコンクリート建てにする。運営管理は民泊事業を手掛ける「とまれる沖縄」(那覇市)が行う。

 

ホテル建設の際には開発者が住民対象の説明会を開催し、了承を得てゆくのが従来の形だ。平良社長が「全米で最も住みたい街」といわれるオレゴン州ポートランドを2年前に視察した経験から、今帰仁村での開発は「住民が生活を送る上で自然に集い、宿泊客と交流する場所にしてほしい」と考え、計画段階から運天区の住民が参加した。

 

運天区の住民が参加し、7月から始まったワークショップには、ポートランドで建築だけでなく周辺一帯をデザインする企業「プレイス」が参加している。

 

宿泊施設の金額設定などは決まっていないが、長期滞在型にし、住むように今帰仁村を楽しんでもらう人を対象にする予定。