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完成したのうれんプラザ内を歩く客や関係者ら。すでにオープンした店舗もある=17日、那覇市樋川

 

「県民の台所」として親しまれてきた沖縄県那覇市樋川の農連市場などが移転する新施設「のうれんプラザ」が市樋川に17日、完成した。一部飲食店や青果店などは営業を始めている。本格的な開店は11月1日予定。現在の市場で営業している店舗は月末までに移転し、現市場は閉鎖する。

 

施設は1~2階が店舗で3階が96台駐車可能の駐車場。施設には、農連中央市場事業協同組合員の野菜販売店ほか、飲食店や花、乾物屋などの約120店舗が入居する。農連市場の伝統である“相対売り”の場所も引き継がれる。

 

那覇市農連市場地区防災街区整備事業組合の新垣幸助理事長は「マチグヮー文化を継承する豊かなまちづくりにまい進したい」と意気込んだ。のうれんプラザ管理組合の備瀬守理事長は「昔ながらの相対売りを継承しながら、多くの人でにぎわう施設になるよう取り組みたい」とあいさつした。

 

親の代から50年、現市場で野菜を販売してきた60代の女性は「最初は店を辞めようと思ったけど、お客さんの要望で移転を決めた。新しい店舗に来てほしい」と呼び掛けた。最高齢の店子である新垣キクさん(90)の店も新しい施設に移転する。「うんと頑張る」と意気込んだ。當眞嗣剛さん(39)は野菜を使った料理と、お酒を出す飲食店を16日に施設内に開店した。「お店が憩いの場になれば」と笑顔を見せた。