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宿泊用の部屋に改装したヘアサロンを紹介するファンファーレジャパンの島袋武志社長(左端)と沖縄市センター商店街振興組合の浜比嘉進理事長(左から2人目)ら=13日、沖縄市のパークアベニュー

 

冊子の発行や映像制作を通した観光事業を展開するファンファーレジャパン(沖縄市、島袋武志社長)は、沖縄市のパークアベニューにある空き店舗をホテルの部屋に改装し、宿泊業を展開している。同社が運営する「トリップショットホテルズ・コザ」の稼働率は70%ほどで、現在の3部屋を5年以内に20部屋に増やす計画だ。外国人観光客の利用も多く、予約も好調という。島袋社長は「コザの雰囲気にこだわって、コザの魅力を伝えたい」と語る。

 

ファンファーレジャパンは2016年度から宿泊業に参入した。島袋社長は「観光客1千万人時代が来ると、確実に売れる商品が宿泊だ」と語る。

 

改装の際のこだわりは、店舗の良さを残してコザの魅力を伝えることだ。現在の3部屋はヘアサロンやバー、キャバレーを改装し、それぞれの面影を残している。ヘアサロンだった部屋には洗面台の跡、バーだった部屋には1980年代の壁画の一部が残る。

 

長年シャッターが下りていた店舗も、宿泊業を始めることで、家主に家賃収入が生まれた。今後は事業主も募り、部屋の増加を目指す。家主とファンファーレ社を仲介する沖縄市センター商店街振興組合の浜比嘉進理事長は「街の雰囲気を盛り上げたい。組合としても大歓迎で、もっと支援していく」と力を込める。宿泊事業には沖縄銀行からの助言を受けている。

 

“ホテル”のロビーはアベニューにある「プレイヤーズカフェ」が担い、鍵の受け渡しなどを行う。部屋は2人一室1万2千円からで、4人まで宿泊できる。

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