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米軍属女性暴行殺人事件の初公判が行われた法廷=16日午前10時すぎ、那覇市樋川の那覇地裁(代表撮影)

 

2016年4月に発生した米軍属女性暴行殺人事件で、殺人や強姦致死などの罪で起訴された元米海兵隊員で事件当時軍属の被告(33)の裁判員裁判初公判が16日午前10時、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)で開廷した。被告は「殺すつもりはなかった」などとして殺人罪について起訴内容を否認、強姦(ごうかん)致死と死体遺棄の罪は認めた。

 

一方、検察側は冒頭陳述で、被告は基地での勤務後、乱暴目的で車を走らせ、ウオーキングしていた女性を見つけて、周囲に人がいない場所で背後から襲ったと状況を説明した。

 

被告が女性の首を数回刺していることから「殺意はあった」と指摘した。遺体を運ぶためにスーツケースを用意し、犯行後はホテルで服を着替えており、計画的な犯行だったとした。

 

それに対し、弁護側は「暴行の際には刺していない」と指摘した。さらに「首を絞めたが殺すつもりはなく、女性が地面に頭を打ち付けて死亡した可能性がある」などと主張した。

 

起訴状などによると被告は16年4月28日午後10時ごろ、うるま市内の路上でウオーキング中の女性の頭部を棒で殴った上、両手で首を絞めたり首付近をナイフで数回突き刺したりした。乱暴目的で犯行に及んだが未遂に終わり、一連の暴行で女性を死亡させたとされる。【琉球新報電子版】

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