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運転手と外国人客の会話を翻訳する「多言語音声翻訳システム」を搭載したタクシー

 

KDDIと沖縄セルラー電話、沖縄県ハイヤー・タクシー協会などは16日、外国人観光客向けに「多言語音声翻訳システム」を搭載した観光タクシーの社会実証を始めると発表した。

 

後部座席に設置したタブレット端末とマイク、運転席に設置したマイクを通して、外国人乗客と日本人運転手の音声を相互に自動翻訳し、会話を成立させる。観光スポットへの案内や沖縄の魅力の紹介など、言葉の壁を超えた円滑なコミュニケーションにつなげる。

 

システムは英語、中国語(簡体字)、韓国語の3カ国語に対応する。16日から2018年3月まで協会所属社のタクシー50台に搭載し、外国人の乗車が多い那覇空港やクルーズ船ターミナルなどに乗り場を設ける。

 

多言語音声翻訳システムの社会実証は、東京五輪までに音声翻訳技術を確立し、実生活への利用にまでつなげようという総務省の「グローバルコミュニケーション計画」の一環で、KDDIとKDDI総合研究所がタクシー分野への導入を担っている。

 

これまでに鳥取と東京で実証を行い、導入効果や操作性の課題など2020年の商用化に向けた課題を探ってきた。3回目の社会実証地として外国人客がより多い沖縄を選び、台数も50台に拡大するなど実用段階に近い形で実証を進める。