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米軍機の窓落下事故を受け、児童らの安全を守るため学校長は運動場を立ち入り禁止にし、入り口には「ここから先は、入らないで下さい」と書かれた張り紙が掲げられていた=14日午後、宜野湾市新城の普天間第二小学校

 

沖縄県の普天間第二小学校に米軍ヘリ窓が落下した事故から一夜明けた14日、同校は通常の授業が行われた。しかし、落下現場となった運動場は児童らの姿は見られず、静かな光景が広がった。落下時、現場近くにいた児童1人が「怖い」と恐怖感を抱き、学校を休む影響も出た。学校上空では落下事故を起こした同型機以外の米軍ヘリコプターやオスプレイが飛行し、児童らの安心・安全を脅かす事態が続いた。

 

【宜野湾】普天間第二小学校に米軍ヘリの窓が落下した事故から一夜明けた14日、児童たちの多くは通常通り登校し、授業を受けた。登下校の際には笑顔も見られた。一方、事故当時、運動場で球遊びをしていた2年生の男児1人は「怖い」と体調不良を訴えて休んだ。体育の授業は運動場を使わず、体育館で実施した。全体集会を開き、喜屋武悦子校長は「運動場が使えなくなってごめんなさい」と語った。

 

宜野湾市教育委員会は「子どもたちも教職員もショックを受けている」と発表した。児童や職員の精神面に配慮し、スクールカウンセラーと保健師を同校に1人ずつ追加で配置する。県教委もスクールカウンセラー1人を派遣する。

 

喜屋武校長は登校する子どもたちを正門で出迎え、一人一人にあいさつした。5年生の長男に付き添った母親(38)は「昨日はあっけらかんとした息子を見てほっとした。人ごとだと思っていたのに、自分の子どもの学校に落ちたので怖い。昨日のことで、まだ気持ちが整理できていない」と声を落とした。

 

孫を幼稚園に連れて来た80歳女性は「無事に帰りますように。何もないように。(基地は)撤去してほしい」と絞り出すような声で願った。子どもたちの登下校を見送った教員の一人は「通常通りに授業を受けさせようと心掛けている。(恐怖は)心にあると思う」とこぼした。