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米海兵隊員が飲酒死亡事故の容疑で逮捕された事件に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した沖縄県議会=11月28日

 

沖縄県警宜野湾署は24日、宜野湾市真志喜の市道で酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑いで、米空軍嘉手納基地所属の兵士(22)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。米海兵隊上等兵が11月、飲酒運転で那覇市泊で男性を死亡させた事故から約1カ月での米軍関係者の飲酒絡みの逮捕となった。

 

同署によると、容疑者の同空軍兵の呼気からは基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)の約2倍のアルコールが検知された。容疑については「抜けていると思った」などと話し、一部否認しているという。

 

逮捕容疑は24日午前4時36分ごろ、宜野湾市真志喜の市道で酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。パトロール中の警察官が低速で走行している車両を不審に思い職務質問したところ、酒のにおいがしたためアルコール検査を実施して発覚した。

 

那覇市で11月19日に海兵隊上等兵が起こした飲酒死亡事故を巡っては発生後、在日米軍人の酒の購入や飲酒の全面的禁止、外出禁止などの措置が取られたが、事故の3日後から段階的に緩和され、10日後には飲酒禁止令も緩和された。12月14日までには基地内外での住居では常時、基地外の店舗でも深夜を除いて飲酒できるようになっていた。

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