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沖縄県は観光客用に整備する公共無線LAN「Be.Okinawa Free Wi-Fi(ワイファイ)」について、最初に認証手続きを踏めば再認証の必要なくインターネットにつながり続ける「認証連携」のシステムを4月から本格導入する。一般的なWi-Fiは、移動に伴って運用事業者や施設が変わるたびに認証手続きをとらないといけないが、事業者間で認証情報を共有することで手続きのわずらわしさを解消する。

 

沖縄セルラー電話、ソフトバンク、POPCHAT沖縄の民間3事業者が、それぞれの運用するアクセスポイントを「Be.Okinawa Free Wi-Fi」としても開放しており、沖縄を訪れた観光客は無料でスマートフォンをネットに接続できる。ただ、3事業者が提供するアクセスポイントは計5600カ所に上るが、異なる事業者のアクセスポイントに移動すると再度の認証が必要になる。

 

県は2月から、事業者間の「認証連携」について実証実験を開始した。認証連携は利用者が既に認証手続きを済ましているかをサーバーで確認し、運用事業者や場所が違っていても、認証手続きを行うことなくWi-Fiに接続できる。

 

実証実験は3月までだが現段階で不具合なく実施できていることから、新年度から本格導入する予定だ。

 

また、土地勘のない観光客がWi-Fiのアクセスポイントまで迷わず行けるよう、沖縄工業高等専門学校の学生がスマートフォンの衛星利用測位システム(GPS)機能を使った誘導アプリの開発を進めており、認証連携と合わせて情報インフラの整備でストレスのない観光を目指す。

 

県が2016年に行ったWi-Fi利用に関するアンケートでは、日本人客、外国人客ともに「利用手続き」と「アクセスポイント」を改善すべき点に挙げており、利便性の向上が課題となっていた。

 

県は観光客の利便性向上に向けて無料Wi-Fiの整備を進めるとともに、Wi-Fiの利用状況をビックデータとして活用し、観光客の国籍や旅の目的に合わせた観光施策に生かす。