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大学入試共通テストや次期学習指導要領について解説した講演会=28日、那覇市松尾の八汐荘

 

2020年度から始まる教育改革の最新の情報について伝える教育講演会(琉球新報社主催)が28日、那覇市の県教職員共済会館八汐荘であった。「大学入学共通テスト」の作問業務を担う大学入試センター審議役の大杉住子氏が新テストの最新情報について説明した。

 

教員約60人が参加。新しい入試の方向性に熱心に耳を傾けていた。

 

大杉氏は教育改革について「報道などでは『知識重視から思考力へ』と言われるが、知識と思考力の関係は知識を使いながら思考し、思考することで知識が深まる循環関係」と説明。

 

新テストについて「探求の過程、学校の授業や社会とのつながりを重視する。試験で問われるのは普段の授業で育んでいる知識や思考力をいろんな場面に使えるようにすることだ。この教科は何のために学んでいるのかを実感できる場面をつくることが重要になる」と強調した。

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