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沖縄県保健医療部は8日、麻疹(はしか)の検査を7日に21人分実施し、新たな患者は確認されなかったと発表した。3日の検査で感染が確認されて以降、4日連続で患者は出ていない。同部の糸数公保健衛生統括監は「県全体としてのピークは過ぎ、終息に向かいつつある」との認識を示した。県内で4年ぶりの感染が3月下旬に確認されてから、患者は計90人。

 

はしかは潜伏期間が10〜14日ほどと長く、感染が確認されるまでさらに数日間要する。国立感染症研究所感染症疫学センターのガイドラインに基づき、県は最後の患者との最終接触日から4週間新たな患者が確認されなかった場合に「終息」を判断する。

 

県によると、8日現在、90人の患者のうち73人が完治したとみられる。今後も同様の傾向が続けば、今月末にも終息宣言ができる見通しだ。その一方で、これまでの患者の発生状況を考えると、今後1週間は変わらず注意が必要だと指摘し、早めの予防接種を呼び掛けている。

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