(写真・神奈川新聞)

 

人気バンド「サザンオールスターズ」のデビュー40周年を記念したイベント「湘南ロックンロールセンターAGAIN」が24日、ボーカル桑田佳祐さんの出身地・茅ケ崎市のレストランで開かれた。2日目はサザンの名付け親の音楽プロモーターをはじめ、ゆかりのある雑誌編集者らが出演するトークライブ。加山雄三さんからサザンにつながる湘南の音楽文化について、貴重な音源や秘話を織り交ぜながら語り合った。

 

1978年6月25日に「勝手にシンドバッド」でデビューしたサザンの名付け親は、桑田さんの小中学校の同級生で音楽プロモーターの宮治淳一さん。約60人の来場者で満員になった会場で、宮治さんは「桑田君は(デビュー前から)曲作りや表現力のオリジナリティーが群を抜いて高かった」と振り返った。

 

また、桑田さんの実家に父親の大きなステレオがあったことに触れ、「桑田君は波長の合う曲を歌っていた。お姉さんはビートルズが好きだった。彼の曲は両方の影響があるのでは」とも語り、サザンファンをうならせた。

 

宮治さんの対談相手は、レコード会社ファンハウス元社長で東芝EMI(当時)時代に加山さんのプロデューサーだった新田和長さん。「加山さんがいたから東芝に入った」という新田さんは、「加山さんはどんなことがあっても諦めない、強くて前向きな人」と強調し、楽曲作りのエピソードなどを披露した。

 

代表曲の一つ「海 その愛」については、「加山さんはスケールの大きな曲を作りたいと言っていた」と説明。さらに「たぶん誰も知らない」として「『泣くがいい』という曲には、小田和正のコーラスが入っている」と明かし、実際に曲を流して会場を沸かせた。

 

イベントは、宮治さんが市内で営むレコードカフェ「ブランディン」の常連客の橋本順正さん(同市)が企画し、湘南の音楽文化を継承して一層盛り上げようと23、24日に開催。桑田さん本人から、宮治さん宛ての花も届いた。