2カ月間の治療を経て、やんばるの森に返されたケナガネズミ=国頭村安田

 

【国頭】環境省やんばる自然保護官事務所とNPO法人どうぶつたちの病院沖縄はこのほど、国頭村安田で弱っているところを保護された国の天然記念物ケナガネズミを発見現場近くの森林に放した。ケナガネズミは入念に周辺のにおいをかぎながら、ゆっくりと木を登っていった。

 

今回放されたケナガネズミは、5月9日に村安田にあるホテルの敷地内で、感染症にかかり弱っているところを保護された。その後、うるま市のどうぶつたちの病院沖縄で約2カ月間、治療を受けた。

 

治療したどうぶつたちの病院沖縄の獣医師、中谷裕美子さん(42)は「保護された時はやせていたが、順調に回復し、体重も増えた。元気そうに森に返ったので良かった」と笑顔を見せた。

 

小野宏治上席自然保護官は「ケナガネズミはロードキル(輪禍死)や外来種によって命を落とすことが多い」と、車や野生化したノイヌ・ノネコなどの被害に遭う状況を指摘。その上で「やんばるの道を車で走る時は安全運転を心掛けてほしい。またペットも最後まで面倒をみてほしい」と呼び掛けた。

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