2017年(暦年)の入域観光客数が同水準で競り合う格好となった国際的なリゾート地、米ハワイ州と沖縄が今年もデッドヒートを繰り広げている。今年1〜9月の累計はハワイが749万2138人、沖縄が745万400人で、ハワイが4万1700人ほど上回る。10、11月は沖縄は好調で追い抜く勢いがあるものの、ハワイは年末が書き入れ時で、昨年12月だけで16万人ほど突き放された経緯があり、今後の動向が注視される。

 

沖縄は台風などの影響で今年7月に6年ぶりに前年同月を下回り、9月も同様に減少したが、10月は復調し前年同月比6・3%増と盛り返している。さらに11月も増加する見込みで、県も「既にハワイを超えているかもしれない」(嘉手苅孝夫文化観光スポーツ部長)と11月までに追い抜くと見込んでいる。

 

ただ、ハワイは年末の需要が高く、昨年は12月が87万9744人で7月に次いで2番目に多かった。そのため、17年11月までの累計は沖縄が867万7700人、ハワイは852万4602人と、沖縄が15万3千人ほどリードしていたが、12月にひっくり返された過去がある。

 

ハワイは今年9月に17年の観光客数の確定値を発表し、940万4346人に上方修正した。沖縄は939万6200人だった。昨年12月だけで16万人以上もハワイに差をつけられた格好だ。“強敵”の実情を学ぼうと県はハワイ州観光局の理事を招待し、12月17日にはシンポジウムを開催する。嘉手苅部長は「ハワイの魅力には迫っている」と述べ、良きライバルと捉えている。

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