仮面をかぶった来訪神・パーントゥを先頭に集落を練り歩いて厄を払う「サティパロウ」の一行=28日、宮古島市上野野原 画像を見る

 

伝統行事「来訪神 仮面・仮装の神々」として2018年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された沖縄県宮古島市上野野原の伝統祭祀「サティパロウ(里払い)」が28日、野原集落で行われた。木彫りの仮面をかぶった来訪神パーントゥに扮(ふん)した男の子を先頭に、太鼓やほら貝を鳴らす子どもたちと、頭や腰につる草を身に着けた女性らが集落を練り歩き、旧正月を控えた集落の厄払いをした。

 

行進が始まったのは午後6時前。太鼓とほら貝の音に合わせて約40人の参加者が歩き出した。十字路に差し掛かると、女性らが円になってパーントゥと子どもたちを囲み、手に持ったツサギー(ヤブニッケイ)の枝を上下させながら「ホーイホイ」と声を上げて厄を払った。

 

パーントゥに扮した市立上野小学校2年の根間愛斗(あいと)君(8)は「面白かった。ちゃんとお祈りしながら歩いた。次もやりたい」と笑顔で話した。

 

サティパロウは毎年旧暦12月最後の丑(うし)の日に行われる。パーントゥはお化け、鬼神を意味する言葉で、海のかなたからの来訪神。「宮古島のパーントゥ」は、島尻の「パーントゥプナハ」と野原の「サティパロウ」の総称。

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