【読谷】カメさんぬ長寿あやからちたぼり―。1905年生まれで沖縄県内最高齢の我如古カメさん=読谷村=が10日、114歳の誕生日会を迎えた。同日、村都屋の生き活き健康センターで誕生日会が開かれ、家族や近くの保育園の園児、石嶺伝実村長も駆け付け盛大に祝った。
金色の鳳凰が描かれた朱色の着物を身に着けたカメさんが登場すると拍手が湧き起こり、次々と「おめでとう」の言葉が掛けられた。明治生まれのカメさんの好物は「甘いもの」。ろうそくを立てた大きなケーキが運ばれると、うれしそうな笑顔を浮かべた。
戦争で夫を亡くし、畑仕事で生活を支え1男4女を育てた。70代後半で伊江島タッチューに登るほどの体力自慢で、この日も村都屋のわかたけ保育園の園児23人が元気よくダンスを披露すると、カメさんも体をゆらしリズムを楽しんだ。
4女の島田末子さん(77)は「愚痴一つこぼさずに何でも頑張るお母さん。小さなころから憧れだった。これからもまだまだ長生きしてね」とカメさんに言葉を掛けた。
読谷村は2018年度、100歳を超える長寿が37人、カジマヤーが50人、トーカチが197人だった。県内男性で最高齢者の津波蒲戸さん(110)も村出身。
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