「ことりフェス」で迫力ある演舞を見せるティーダバトンチームオキナワの子どもたち=24日、宜野湾市立中央公民館 画像を見る

 

宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園に2017年12月7日、米軍部品が落下し2年になるのを前に、音楽とトークの交流イベント「ことりフェス~お空を飛ぶのは小鳥さんだけがいいな」(同実行委員会主催)が24日、市立中央公民館で開かれた。家族連れなど延べ約500人が来場。過去の米軍機事故などを振り返り、子どもたちにとって安全な空が実現することを願った。

 

トークセッションでは石川・宮森小米軍ジェット機墜落事故を語り継ぐ石川・宮森630会の久高政治会長、沖縄国際大のヘリ事故に直面した石川朋子さん、保育園職員で部品落下の現場にいた瑞慶覧愛美さん、部品落下のあった保育園と普天間第二小に子どもが通う宮城智子さんらが登壇。「米軍基地がどうこうでなく、上空を飛ばないでほしい。皆も自分事と考えてほしい」などと訴えた。

 

会場は小鳥をイメージした手作りの黄色い風船で彩られ、来場者は振る舞われたカレーを食べながら演目を楽しんだ。普天間小音楽部やティーダバトンチームオキナワ、フラダンスのアロハレアホオキパ、やぎのシルー、古謝美佐子さん、ミュージシャンのむぎ(猫)が出演し盛り上げた。

 

来場した普天間中1年の宮城希空(のあ)さん(13)と成海結愛さん(12)は「やぎのシルーが面白かった。(米軍機は)学校などの上空を飛ばないでほしい」と話した。

 

イベント開催費はクラウドファンディング「YUIMA」で27日まで募っている。

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