合格発表の掲示板で友人の受験番号を確認する学生ら=17日、宜野湾市の沖縄国際大学 画像を見る

 

沖縄国際大学と沖縄大学は17日、一般入試(前期)の合格者を発表した。沖国大は午前11時に学内で合格者の受験番号を掲示し、合格した受験生や保護者が喜びをかみしめていた。一方、沖大や既に合格発表した沖縄キリスト教学院大学・短期大学はホームページ(HP)のみで発表しており、掲示板の前で合否を確認して一喜一憂する風景は消えつつある。

 

沖大は4年ほど前からHPのみの発表に切り替えたという。担当者は「スマートフォンやパソコンが普及し、見に来る人が激減した。誰も来ないこともあったのでHPのみの発表にした」と明かした。

 

キリ学の担当者は「張り出しをやめて10年近くになると思う。やめた当時は個人情報保護の観点もあった」と説明した。沖縄女子短期大学は12日にHPと掲示板で発表したが、各高校にファクスでも発信していたためか、掲示板を確認する人は少なかったという。

 

張り出しのあった沖国大では、受験生より保護者の姿が多く、受験番号をスマートフォンで撮影し報告していた。娘の合格を確認した仲里国重さん(69)は「娘はネットで見て『大丈夫。受かっているから』と言っていたが、掲示板に受験番号があるのを見てほっとした」と語った。

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