沖縄米軍新たに34人感染、計99人に 海兵隊「クラスター」 嘉手納でも夜に1人確認
米軍普天間飛行場の大山ゲートで検温などする米兵ら=13日午後5時20分すぎ、宜野湾市大山 画像を見る

 

県は12日から13日にかけて、新たに米軍普天間飛行場で32人、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)で1人の米軍関係者が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、嘉手納基地は13日夜、所属する米軍関係者1人が検査で陽性となったことをフェイスブックで明らかにした。普天間飛行場の感染者数は71人となり、3月28日から今月13日までに県内の米軍基地内で新型コロナに感染した米軍関係者は合計で99人に上った。在沖米海兵隊は、普天間飛行場とキャンプ・ハンセンでクラスター(感染者集団)が発生しているとの認識を13日までに示した。県の糸数公保健衛生統括監は同日、普天間飛行場の32人について、クラスターの一部との認識を示した。県は米軍関係者を県内感染者数に計上していない。

 

米軍関係者に感染が広がった経緯や経路などの詳細について、米軍側から県への情報提供はないという。糸数統括監は米国からの移入例が基地内で感染を広げた可能性も排除できないとして、米側から情報収集を急ぐ考えを示した。4日の米国独立記念日前後のパーティーに参加した日本人から、「新型コロナに感染した米軍人が参加していた」との情報が寄せられている。7日に感染を確認した、普天間飛行場に住む米軍属ら5人のうち、複数人が基地の外へ出掛けたという。行き先は判明していない。

 

県の大城玲子保健医療部長は、基地内の感染者は無症状か軽症だと米側から報告があったことを説明した。重症者が出た場合は原則、海軍病院や基地内で収容することが必要との考えを示した。糸数統括監は「海軍病院に余裕がなく、急激に容体が悪化した場合などは県内の医療機関で受け入れる」との見通しを示した。海軍病院と話し合うための協議会開催へ向け県は調整を進めている。

 

基地内での感染拡大を受けて、保健所が基地従業員から相談を受けた場合について、大城部長は「感染者との接触の有無にかかわりなく検査を実施している」と述べた。中部地区に検体採取センターを設置することや、検体採取が可能な医療機関との契約を急いでいることも説明した。

 

嘉手納基地は13日に感染を確認した1人について「初期の調べでは基地外の人との接触は確認されていない」と説明、さらに追加で接触者を追跡しているという。感染経路に関する情報は公表していない。

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