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【東京】菅義偉官房長官は3日午前の定例会見で、前日の自民党総裁選出馬会見で沖縄の基地負担軽減の成果として、沖縄振興である那覇空港第2滑走路増設を挙げたことについて「結果的には(沖縄振興と基地問題が)リンクしている」と述べた。

 

菅氏はこれまでも、沖縄の基地問題と沖縄振興について「両方の課題を全体で総合的に推進していく意味合いにおいてはリンクしているのではないか」とリンクを容認する発言をしており、基地問題と沖縄振興を関連付ける政府の考え方は、今後の沖縄振興の在り方にも影響を与える。

 

同じ2日の出馬会見では、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について「沖縄の地元の市長、県知事とも合意した中で、辺野古建設というのは決まった」と述べた。これに対し、当時は条件付き合意で、その後条件が外されて現在に至った経緯に言及せず、地元合意を強調したものだとの指摘には「地元の県の許可がなければ工事できない。こういう法的手続きをとるなかで進んできたことだ」と話し、2013年に埋め立て承認を得ていることを強調した。
【琉球新報電子版】

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