レッスンでは一人一人、IHクッキングヒーターを使って料理します 画像を見る

語学学校が運営する「英語でお料理クッキントーク」(那覇市天久)は2020年に開校。英語で世界の料理を学べる新しいスタイルのスクールだそうです。一体どんな授業が行われているのでしょう。

 

料理も英語も学べるスクールがあるとは初耳の調査員。さっそく現地に行ってみました。

 

出迎えてくれたのは、アシスタントマネージャーの石田千智さん。「英会話と料理を同時に学べる当スクールは、昨年7月にオープンしました。クラスは最大5人の少人数制。アメリカ、ジャマイカ、マレーシア、中国、ネパール出身の講師が在籍しています」と説明をしてくれました。

 

講師の皆さんは、英語指導経験豊富で、料理の腕も抜群の人たちばかり。クラスは、初級と中・上級に分かれ、英語のレベルに合わせて参加できるのも特徴です。「2週間ごとに新しいレシピが登場します」と言う石田さん。メニューでレッスンを選べるのもうれしいですね。

 

また、キッズレッスンや、今年2月から始まった韓国語クラスも提供。「韓国ドラマに出てきた料理を再現」というテーマのクラスは大人気だといいます。

 

気軽に異文化も体験

 

調査員も英語のレッスンを見学させてもらえることに! 講師は、ジャマイカ出身のシャキーラ先生。一人一人にレシピシートが配られ、自己紹介の後、料理に取りかかります。メニューは先生の母国料理「ジャークチキン」。さまざまなスパイスやハーブに漬け込んだチキンをオーブンで焼き上げていく料理です。スパイス名やチキンの部位、料理に使う単語も身振り手振りで分かりやすく説明してくれます。

 

ソース作りには、先生が自宅の庭で育てているという激辛の唐辛子「ゴースト・ペッパー(ブート・ジョロキア)」が登場! スパイスが苦手な人以外、ソースに少し入れていました。調査員も初めて見るスパイスにテンションが上がってきました!

 

料理が出来上がったら、試食タイム。試食後は、先生が用意した会話のテーマに沿って英語のレッスンを行っていきます。この日は好きな食べ物について話したり、学んだ文法で応用文を作ったりして、あっという間の2時間が終わりました。調査員も、リラックスした空間の中、充実した時間を過ごすことができました。

 

この日参加した生徒の皆さんは「ユニークなところで学びたくて参加」「非日常が味わえる」「友人と参加できるのがうれしい」「英語だけでなく文化も学べる」など、レッスンを楽しんだようです。

 

名古屋の中学・高校での指導経験を持つシャキーラ先生は「料理も話すのも、食べるのも好きで教えるのが楽しい。このレッスン形式は、アクティビティを通して英語が効果的に上達すると思います」と話してくれました。

 

ゲストによる特別レッスンも

 

外部の講師を呼んだコラボイベントも行っている同スクール。4月までは写真家で料理や英語の講師として活躍しているイタリア人、ピエトロ・スコッザリさんによるレッスンを開催。複数回にわたり本格イタリアンを英語で学べる内容です。イベント最終回の4月23日(金)は南城市でチーズを製造している「THE CHEESE GUY」のジョン・デイビスさんもゲスト参加。その他にもイベントを企画しているといいます。

 

全クラスチケット制(1回5478円)でお得な回数券もあり、第三者に譲ることも可能。一人はもちろん、友人や家族と参加するのもおすすめです。体験レッスン(980円)も実施しているといいます。なかなか海外に行けない今、気軽に英語や異文化を体験してみてはいかがでしょう。

 

英語でお料理クッキントーク
【HP】https://www.cookin-talk.com/
(2021年4月1日 週刊レキオ掲載)

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