24日の防衛戦に向け沖縄入りする比嘉大吾選手(手前)ら=20日午後7時ごろ、那覇空港(大城直也撮影) 画像を見る

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級元王者で、世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックバンタム級王者の比嘉大吾(25)=浦添市出身、宮古工高出、Ambition=が20日午後7時頃、同王座初の防衛戦を戦うために那覇空港に到着した。初防衛戦は24日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで日本スーパーバンタム級6位の西田凌佑(六島)と戦う。同じ大会に出場する大湾硫斗(美来工科高出、Ambition)と話しながら到着ロビーを凱旋。表情は柔らかく、リラックスした様子だった。

 

那覇空港で開かれた会見で比嘉は「地元で試合できるのは楽しみ。いいコンディションで来ている」と意欲。沖縄入りに「試合があるので実感はちょっとしか沸いていない」と語った。ファンへ向けて「地元の皆さんは楽しみにしていると思う。勝って皆を喜ばせたい」と意気込んだ。会見には野木丈司トレーナーがそばで見守っていた。

 

比嘉は2018年の世界戦で計量失敗により王座剥奪。復帰後2勝1分け。今年2月のチャリティーイベント「LEGEND」で、世界バンタム級2団体統一王者の井上尚弥(大橋)とエキシビションマッチを闘った。

 

県内の試合はWBC世界王者として県立武道館で防衛戦に勝利した2018年2月以来、3年2か月ぶりとなる。これまでの戦績は19戦17勝(17KO)1敗1分け。

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