第36話 母自身が、語るボケと新作の作風

投稿日: 2010年12月14日 00:00 JST

第36話 母自身が、語るボケと新作の作風

自分の親が、アルツハイマー病である、と宣告されるのは、もちろん、辛く、哀しい。自分の親の能力が、次第に奪われ、色々な事が、出来なくなる事を目の当たりにするのは、さらに、辛い。

しかし、と私は、考える。

これは、介護側の立場にいる<私>という娘のセンチメンタルな感傷なのだ。

この介護側のセンチメンタルな感傷は、かなりやっかいだ。介護される側を思いやっているようで、実は、自分の感情のみにとらわれ、自分の気持ちが、まず<はじめにありき>になっているからである。

imageアルツハイマー病の母にカメラを向け、映画を作るということは、そんな自分の感傷をも見つめろ、ということだ。

母が、色々と物理的に出来なくなる事は、監督の私としては、想定範囲内の事象であり、娘の私は、母の様々なエピソードに戸惑ったり、ショックを受けても、編集する段階では、監督の私が、そのことを相対化し、どのように見せるのかを冷静に考えなければならない。

それが、出来なければ、面白い映画には、ならない。

ズバリ、監督の私が、知りたい事は、アルツハイマー病の脳内で起こっていることを母が、どのように感じ、思い、日々生活しているのか、という点だ

imageいつ母に、そのことを聞き出そうか。母の脳が、一番目覚めている昼寝をする前だろうか。

よし、母の引き籠りを心配して、主任ケアマネの西迫さんが、訪問してくれる時に質問をぶつけてみよう・・・

と、まあ、いつも私の頭は、この映画のことでいっぱいなんである。

 

2010.12.18 (土)更新予定!<動画35:アルツハイマー病の母が、語るボケ

ドキュメンタリー映像作家 関口祐加 最新作 『此岸 彼岸』一覧

[この記事を第1話から読む]

 

関口家でも使っている、家族を守る”みまもりカメラ”

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

“好感度1位”俳優パク・ボゴム 謙虚すぎる受け答えにウットリ2017.12.05

最旬スターのインタビューをお届けするK☆STAR LOVERS。今回のゲストは、今、韓国で最も愛される俳優のパク・ボゴム(24)。'16年に韓国で放送され、最高視聴率25.3%を記録した時代劇『雲が描...


ランキング