しずちゃん 末期がんのコーチが語った「ロッキーみたいだった」

投稿日: 2012年05月22日 00:00 JST

「しずはオリンピックに行くために本当に命をかけて練習していました。そこへ連れていけなかったのは僕の力が足りなかっただけ……。すみませんでした」

南海キャンディーズの山崎静代(33)のボクシングトレーナー・梅津正彦さん(43)は落胆した声でそう語った。中国・秦皇島市で開催された女子アマチュアボクシング世界選手権に出場したしずちゃんだったが、5月15日の3回戦でドイツのA・シュトローマイヤー選手(29)に敗退。ロンドン五輪の夢は、無残にも散った。

同じ夢を追ってきた梅津さんは、しずちゃんより一足早く5月17日に帰国。通院をこれ以上先延ばしにすることはできなかったからだ。梅津さんは今年1月、右脇腹にできた悪性腫瘍を摘出。末期がんと宣告されながらも、2度目の手術を先延ばしにするなど、これまで自身の治療より、しずちゃんの挑戦を優先させてきたのだ。

「オリンピック挑戦は、気持ちの優しい彼女にとって、毎日眠れないほどの大きなプレッシャーだったはずです。日の丸を背負う重圧は、僕でさえ感じましたから。申し訳ないことに、僕の病気も彼女のプレッシャーの1つだったのかもしれません。そんななか降って湧いたのが『1位通過以外は出場できない』という、思ってもみなかったどんでん返しです」

当初、今回の世界選手権でベスト8に入れば五輪出場といわれていた。ところが、直前になってアジア最上位以外には出場権は得られないことが判明する。梅津さんはそのときのことをこう振り返る。

「しずも僕も、あのときは冷静でした。しずは『あたしが勝てばいいんですよね』と。僕も『そうだ。おまえが勝てば全然問題なし』と、笑いあったんです。試合前、公園なんかで走っていると、あの『ロッキー』の映画のように『しずちゃ〜ん』と、子どもたちが追いかけてきたりもしてね(笑)」

体調も精神的にもボロボロだったというしずちゃん。結果は惨敗だったが、それでも彼女は帰国直後、梅津さんに入ったしずちゃんからのメールには、感謝の言葉とともに『これからは治療に専念してください』とあったという。

「しずに感謝しています。彼女と一緒に中国にいる間、自分ががんだなんて、すっかり忘れていましたから。それくらい夢中になれたし、集中できた。きっとそれはしずも同じだと思います」

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