染五郎 血まみれ惨劇の陰に「高麗屋の宿縁」「歌舞伎座の呪い」

投稿日: 2012年09月04日 00:00 JST

8月27日、東京・国立劇場で行われていた『第十回松鸚会 宗家松本幸四郎古希記念舞踊公演』に出演中の市川染五郎(39)が、セリから3メートル下の奈落(舞台下の空間)に転落。救急車で搬送された。共演していた父・松本幸四郎(70)はそのときの様子を翌々日にこう語っている。

「僕はちょっと前に(奈落に)降りていたのですが、『ドシーン』とものすごい音が聞こえ、駆けつけたら染五郎が倒れていたんです。彼が倒れているあたりはまさに血の海でした。それをみた瞬間、僕は最悪の事態さえ覚悟しました。そうせざるをえない状態でした」

今回は、父親の古希のお祝いであると同時に、愛娘・美瑠にとっては初舞台。そして振付や演出は、すべて染五郎が担当した。親子三代での“晴れ舞台”になるはずだった。

「しかも染五郎さんは9月から始まる『寺子屋』では主役の松王丸を演じることになっていました。激しい稽古を昼間に叔父の吉右衛門さんにつけてもらってからの夜の本番です。肉体的にも精神的にも疲れがたまっていたことが、事故につながってしまったのではないでしょうか」(歌舞伎関係者)

人間国宝の中村吉右衛門(68)は、幸四郎の弟。休演を余儀なくされた染五郎に代わり、松王丸は吉右衛門が務めることになった。

「幸四郎さんと吉右衛門さんは、兄弟とはいえ、役者としてのライバル意識が非常に強く、お互いの楽屋に顔を出すことなどもないようですね。そんな偉大な父と叔父の間を同じ日に行き来していたわけですから、プレッシャーも相当なものだったと思いますよ」(前出・歌舞伎関係者)

幸四郎と吉右衛門は松本白鸚(八代目松本幸四郎)の子として血を分けた兄弟なのに、吉右衛門は生まれる前から中村家へ養子に出されることが決められていた。養子に出た吉右衛門は、やがて実父・白鸚に師事。今回の騒動の影響で染五郎に代わって演じる松王丸も、かつて白鸚に教えを請うた役だ。

そして男子に恵まれなかった吉右衛門にとって、実父の教えを伝える相手は、染五郎だけ。尊敬する叔父から受け継ぐ、一家に縁が深い役――、過密日程を厭わず染五郎を稽古場へ駆り立てたのは、いわば“高麗屋の宿縁”だったのかもしれない。

‘10年11月の市川海老蔵(34)の暴力事件や、今年6月の中村勘三郎(57)のがん発覚など、人気俳優の不幸が続いている歌舞伎界。

「これだけ梨園に不幸が続くと、2年前に解体されて現在建て替え中の“歌舞伎座の呪いでは……”なんて話を持ち出す人までいますね」(梨園関係者)

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