ちあきなおみ 逝去から20年・・・夫の命日に「墓前で大号泣」

投稿日: 2012年09月19日 07:00 JST

「喪服を着て、たったひとりで亡き夫のお墓参りをするのが20年間の習わしになっているようです」(音楽関係者)
 宍戸錠(78)の実弟で俳優の夫・郷鍈治さん(享年55)を肺がんで亡くしたことをきっかけに92年、突然芸能界から姿を消した、ちあきなおみ(65)。

 都心にある郷さんの墓は89年1月、ちあきの母が逝去した年に彼女が建てたもの。20回目の命日となった9月11日は、朝早くからファンが訪れ、花を手向けていた。
「彼女は夫のお墓のそばにマンションを買い、命日はもちろん、春と秋のお彼岸やお盆には必ず墓参に訪れています」(ファンのひとり)

 命日の黄昏時、喪服のアンサンブル、前髪を黒いカチューシャで押さえた眼鏡姿のちあきが、亡き夫が眠る寺に姿を見せた。黒のビーズバッグを持ち、左手首には数珠。薄化粧の彼女の薬指には、今も結婚指輪が輝いていた。本堂の前で軽く頭を下げ、夫の墓前に向かった彼女の顔は20年前の思い出が甦ったのか徐々に険しくなっていく。

 手桶の水で墓石をなでるように拭いていた彼女の指が、『鍈治』の文字をなぞるようにしたころ、嗚咽を抑えるよう白いハンカチを口元に当てた。持参した花をハサミで整え、郷さんに語りかけるように1本1本丁寧に差し替える間も、嗚咽は止まらないまま。
 約1時間強、墓前にたたずんでいた彼女は近くの通りに出ても涙が止まらず、目頭にハンカチを抑えたままだった。

「芸能界を退いた彼女の主な収入は歌唱印税です。毎年のように復刻版が出ており、単純計算で年間1千500万円ほどの印税が支払われていると思われます」(音楽評論家)

 墓参の帰り際、ちあきに声をかけると、
「すみません……」
 そう言い残し、ハンカチを口元に覆い駆け出して行った。根強いファンのためにも、再び彼女が歌う日を願うばかりだ――。

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