国民栄誉賞の吉田沙保里「食卓で泣いていた」闘いの日々

投稿日: 2012年10月27日 07:00 JST

政府は23日の閣議で、レスリング女子世界選手権で10連覇(55キロ級)を成し遂げ、五輪と合わせて13大会連続世界一を達成した吉田沙保里(30)への国民栄誉賞を正式に決定した。また、13連覇の快挙は10月14日に"ギネス世界記録”にも認定されている。しかし、吉田を指導してきたレスリング女子日本代表チームの栄和人監督(52)は、先のロンドン五輪レスリングの試合当日まで「3連覇は厳しい」と覚悟していたという。実は吉田の体に変調がおこっていたのだ。栄和人監督は語る。

「(今年5月の)女子ワールドカップの翌日に、ロンドン五輪代表の身体測定がありました。そこで発覚したのが貧血です。血液中のヘモグロビンの濃度が基準値以下で、厳しい運動はとても無理だという数値でした。そんな体調でも彼女は、経験と技術で個人戦では勝ち続けてきた。でも、このままでは五輪3連覇は危うい……。貧血の原因は鉄分の不足です。なぜ不足するかというと彼女は、ああ見えても食が細いんですよ」

貧血を改善するために、吉田の新たな"闘い"が始まった。栄監督の妻である怜那さん(33)は、吉田の大学の先輩で当時から大の親友だった。そこで怜那さんが、吉田のために鉄分を取るためのレシピを一生懸命考えて料理を作ったという。しかし、吉田は少ししか食べられない……。

「『もっと食べろ』『もう食べられません』『食べろ! いまのおまえにはマットの上の練習より、食べることが練習だ』。最後は『おまえと飯を食っていると腹が立つ。俺は外で食う』と言って、家を飛び出したことも何度かありました。外から家内に電話して『どうしてる?』と聞くと『泣きながら食べてます』と」

吉田の貧血は徐々に解消されていったが、もう一つ深刻な問題があった。吉田のレスリングスタイルが相手に研究しつくされ、吉田自身が自分の闘いかたに迷い始めていたという。吉田は明るく振舞っていたが、監督は夜も眠られず、食欲も失せ3キロ近く痩せてしまったという。

だが、そんな逆境を乗り越え、3連覇に輝いたのだ。栄監督は彼女の今後についてこう思いを馳せる。

「彼女は10月5日で30歳になりました。これまでずっとレスリング一筋で頑張ってきましたから。これからは恋愛や結婚という女性としての幸せを経験してほしい。レスリングだけが人生ではないですからね。結婚して『ミセス』として五輪に出場して4連覇――というのは彼女らしくていいじゃないですか(笑)」

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