林真理子、中山秀征語る「何もかも面白かった」80年代

投稿日: 2013年12月30日 07:00 JST

本誌連載「中山秀征の語り合いたい人」第4回の対談相手は、人生論『野心のすすめ』が大ヒット中の作家、林真理子さんです。その対談ダイジェストのパート3は「80年代について」です。

中山秀征(以下・N)ところで、今年といえば『半沢直樹』は外せないと思いますけど、見てました?

林真理子(以下・H)もちろん!テレビドラマは好きでいろいろ見てますよ。ドラマのヒットで池井戸(潤)さんの本がバカ売れして、羨ましいですよ。

N 原作本の時代背景としては、バブル入社組でしたよね。’80年代って今また脚光を浴びていると思うんですけど、それはどう捉えますか?

H ’80年代はカルチャーも何もかも本当に面白かったですよね。とにかく元気があって。バブルもあって、なんだか日本自体がウキウキしていて楽しかったです。

N 六本木なんて毎日がお祭りみたいでしたよね。道に人があふれちゃって。

H あふれちゃって、芝浦のほうまで人が流れて。東京がどこまでも広がって繁栄すると思っていた楽しい時代ですよね。

N とにかくお金が回っていましたね。

H はい。女のコもかわいかったですよね。バブルって、女のコが自分の資産価値に気づいた初めての時代だったと思います。若くてキレイなら、いくらでもいろんな物がもらえて。私が知っている当時の女子大生は、おじさんとご飯を食べただけで5万円もらったって言っていました。もちろん変なことはなくて。

N あのころならありえますね。

H そのバブル世代の人たちが、自分たちに価値がなくなることが信じられないし許せないから、美魔女なんていって頑張っているんだと思います。

N 7年後にはオリンピックもありますけど、またああいう時代が来る可能性というのはあると思います?

H もうないと思いますね。みんな賢くなっているし。今は1億総“噂の真相”で、写メしたりツイッターしたりして、目立つ行動をする人の足をすくいますよね?こんな世の中では誰も目立つことなんかしませんし、外でパーッとお金を使う人もいなくなりますよ。ただ、おせちは高いほうから売れているというし、すごく高級なレストランは予約が取りづらかったりもするし、不思議です。いわゆる普通の人たちから“ちょっと気張ろう”という気持ちがなくなったから、高級でも安くもない中間の層が苦しいのかもしれませんね。

N その話ってさっきの『半沢直樹』じゃないですけど、テレビ業界にも通じているかもしれない。ああいう視聴率40%を超えるドラマが出る一方、低視聴率で打ち切りになるドラマもあって。

H テレビってある意味残酷ですよ。異質なものがポンと有名にされて、あっという間に消費されていく。今だと美奈子ですよね。3年後にすっかりテレビから消えて、「美奈子の店」ってスナックをやっていると思うな。

N アハハ。もてはやされればされるほど、去るのも早まりますもんね。

H ただ、そこも含めて、テレビって面白いなって思います。テレビに限らず、出版の世界でも音楽でも、今まで見たことのないようなまったく新しい何かが生まれてくれたらいいなって思いますね。なんとなくですけど、来年そいうものが出てくる気がします。

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