米林監督語るジブリ製作現場「監督抜擢嬉しくなかった」

投稿日: 2014年08月10日 09:00 JST

 隔週連載〈中山秀征の語り合いたい人〉。今回のお相手は、世界で待たれるスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の監督を務めた米林宏昌さん(41)。『借りぐらしのアリエッティ』で監督に抜擢されたときのいきさつは……。

中山「ジブリに入社しても、“監督”になるのはそうそう簡単なことではないですよね?」

米林「階段式に昇格するシステムではないですからね。ただ、自分がどうして監督に抜擢されたのかは今でも謎なんですが……」

中山「監督を目指していたわけではなかったんですね?」

米林「はい。『崖の上のポニョ』という作品までアニメーターをしていましたし、『ポニョ』でアニメーターの面白さを実感していた矢先に、鈴木(敏夫)さんから呼び出されて。部屋に入ったら鈴木さんと宮崎(駿)さんと星野社長が並んで座っているので、これは自分が何かすごくまずいことをしたのかなと思ったら『演出をやってみないか』って」

中山「そのときはうれしかったでしょう?」

米林「……うれしくないです……。演出をやりたいなんて一度も思っていなかったですし、どうやったら断れるかなってことを考えていました」

中山「アハハハ。それで何て?」

米林「『僕には主義とか主張というものがないのでできません』って。そしたら『主義や主張は原作の本に書かれているから大丈夫、大丈夫』と。じゃあ、『僕には映画の絵コンテは描けません』と言ったら『お前、ふだん映画は見るだろう?だったら大丈夫だ』と。映画を見ていれば映画が作れるのなら、誰でも映画監督になれますよね。もう話がめちゃくちゃで……(笑)」

中山「何を言っても断れなかったんですね。たとえば、宮崎監督と鈴木プロデューサーは二人三脚というか、物作りに関して共に仕掛け合いをしたりしていますよね。駆け引きというか」

米林「はい。監督をやるとなったらその駆け引きに巻き込まれるわけですよ。もう、それには関わりたくなかったです、ほんとに」

【関連記事】

軍事オタク、アナログ派…宮崎駿監督 知られざる巨匠伝説5

宮崎駿監督 知人語る引退後…「妻と一緒にアニメ制作も」
「いくらあっても使う…」鈴木Pが語る宮崎駿の“金遣い”

この記事が気に入ったら
いいね!/ フォロ− しよう

WEB女性自身の最新の情報をお届けします。

あなたにオススメ

【注目アイテム】
「メスを使わない美容整形」コルギのパワーを自宅で!!
ジェニファー・ロペス、カイリー・ミノーグが「約20歳年下彼氏」を手に入れたワケ!
45歳、奇跡の美乳・原志保さんのボディを作るヒミツのグッズ公開!!
着るだけで、エステの効果がインナーに!!
可愛い47歳! 元CA佐藤亮子さんの大人気トラベルブランド

コラム・連載

もっと見る

女性自身チャンネル

もっと見る

スヒョン入隊前の心境を吐露!U-KISSみんなで乗り越える新曲2017.10.17

U-KISSが14枚目のシングル『FLY』をリリース! 4月にケビンが卒業して以降、5人体制で挑むはじめてのシングルは苦しいことを乗り越えて前に進もうというメッセージが込められている。楽曲、そしてリ...


ランキング