有名女性アナ2人が語った「テレビ局の“男尊女卑”実態」

投稿日: 2014年08月31日 07:00 JST

今年5月にTBSを定年退職した吉川美代子アナ(60)。現在は株式会社キャスト・プラス取締役に就任。同時にアナウンサー、キャスターとしても活動中。吉川アナと同じ年の77年に、テレビ朝日に入社したのが宮嶋泰子アナ(59)。宮嶋アナは来年1月に定年を迎える。

吉川アナは、これまで報道番組を中心にニュースキャスターとして活躍、皇太子さまと雅子さまのご成婚中継も担当した。いっぽうの宮嶋アナは日本初の女性スポーツキャスターとして、これまで夏冬計17回のオリンピック・パラリンピックを取材。ともに民放を代表する実力派の女性アナウンサーの2人が、テレビ局という男性社会での「女子アナウンサー生活37年間」を振りかえった。

吉川美代子アナ(以下=吉川アナ)「私は、83年の4月から報道(『JNNおはようニュース&スポーツ』)を担当するようになりましたが、当時は原稿をバーンと机の上に置いて『俺の原稿を女の声で読ませないでくれ』と言う男性記者もいましたね」
宮嶋泰子アナ(以下=宮嶋アナ)「それはなかったけれどスポーツ局に行けば男性ばかりだし、スポーツの現場も男性ばかり。それも体育会系の人たちでしょう。普通の男性社会とは違うんです。そのなかに若い女性が入っていくと、最初はかわいがってくれる感じもあったけれど、そのうちに『女にはスポーツはわからない』みたいな感じになって……」

吉川アナ「私は、希望していた報道をやっと担当できた嬉しさもあり、理不尽な差別と思っても必死に耐えましたね。さらに、後に続く女性のためにも耐えねば、と。でも、円形脱毛症や胃痛に悩まされました」
宮嶋アナ「私には”耐える”という感覚はなかったな。何を言われても『あっ、そう。いまに見ておれ!』と思って。私はどちらかというと、何か言われるとガーッと頑張れるタイプなので(笑)。でも、いま思うと、ひどいセクハラだったなというのは枚挙にいとまがなかった。でも、吉川さんは、なぜお辞めにならなかったの?」
吉川アナ「アナウンサーという仕事が好きだったからです」
宮嶋アナ「私も取材をして伝える仕事は天職だと思っています。だから、入社して1年目か2年目に『私、定年まで仕事をしようと思っています』と言ったら、先輩のプロデューサーに『おまえ、そんなことは人の前で言うんじゃない』と言われて。その真意がどこにあったかわかりませんけど、その方のなかにも、たぶん女性アナウンサーというのは若いうちだけ、というのがあったのかなと思うんです」

吉川アナ「私も、最終の役員面接のときに、当時の社長から『君はいつまで仕事を続けるつもり?』と聞かれ『もちろん、定年までです』と答えたところ――あとで聞いた話ですけれど『ああいう女はろくに仕事もしないで、組合活動ばかりするから入れるな』と、社長が反対(笑)」
宮嶋アナ「え~っ。じゃ、採用されたのは?」
吉川アナ「ほかの役員の方たちが『定年まで勤めたいという根性は見上げたものだ』と高く評価してくださったんです」

宮嶋アナ「でも、おもしろいですね。偶然でしょうけど、吉川さんも、私も『定年まで』と言ったのは」
吉川アナ「私は、定年まで勤めることが”仕事”だと思っていましたから。確かに30代後半になると、仕事がなくなって辞めていく人もいますけれど、本当に好きで選んだ職業ならば、ずっとアナウンサーを続けてほしい。たぶん最初の5年、10年と違って、20年やればまったく違う世界が見えてくると思うし、定年までやればさらに別の世界が見えてくるはずですから」

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