「インテリアはもらいものばかり」立川談志の意外な自宅

投稿日: 2014年11月29日 07:00 JST

「当時、談志は国会議員でしたから、総理になる前の大平正芳さんからお金を借りて、頭金にしてこの家を購入したんです。でも返すときに大平さんは利子を取った。談志はそれが気に食わず、『利子を取られるくらいだったらアンタに頼まなかったよ。ほかにいくらでもいるんだ!』と言った。すると、大平さんが『利子はあなたのプライド料だよ』。それで談志も『さすが大平さんだね』と話は終わり。そんな師匠の家を引き継ぐんだから、とても希望に満ち溢れています」

 五代目立川談志が’11年に75歳で没して、早や3年。落語界の天才が40年前中古で購入した一軒家に、愛弟子が住む決断をした。師匠に「お前は俺に似ている」と言わしめた立川志らく(51)だ。年内中にリフォームが完了するという。談志にとてもかわいがられた彼が「思い出が詰まった場所」という家、そして師匠・談志を振り返る。

「東京・練馬区の築50年。約90坪の広い敷地に建坪37の一戸建て。生前の談志はほとんど、ここに住んでいましたね。最初は家族4人で暮らしていたんですが、やがて長女のゆみこさんが都心に生活の場を移すと、おかみさん、長男の慎太郎さんもそちらに移り、実質、談志がひとりで暮らしていたんです。私が入門して通っていたのもここですし、新年会には数多くの芸人や仲間が集まり、すべての部屋を解放してドンチャン騒ぎをしたものです」

 自宅内のインテリアは、ブランドにこだわるどころか、タダでもらってきたものばかりだという。

「ケチなんですよ(笑)。食べ物は何でも凍らして保存ちゃう。だから冷蔵庫をものすごく大事にしていて、家には3つ、4つありました。意外に思うかもしれませんが、談志はぬいぐるみが大好きなんです。寝室にはライオンのぬいぐるみが置いてあって、私に『ドイツで買ってきた“ライ坊”ってんだ。いじめないでくれ』なんていう。それが面白いから、当時私がギャグで使っていたら、あるとき談志から電話がかかってきて、「ライ坊、イジメたそうだな。クビだ!」なんて。そんなことで破門されたら困るって、必死で謝りました(笑)」

 空き家となっていたる箇所が老朽化。談志が集めた貴重な落語や演芸の資料、衣裳の保存も困難に。そこで長女ゆみこさんがリフォームを決断、志らくが妻と2歳の子供を連れて年内に移り住む。

「ゆみこさんから『買ってよ』言われましたが、そんなお金はないから(家は)借りるんですけどね。この家は湿気がひどく、貴重な資料が片っ端からカビてきちゃったんです。そんな文化遺産みたいなものを、私が守る決意をしたんです。私がここに住むのを師匠も『志らくだったら、いいんじゃねえのか』と嫌な顔はしないんじゃないかな。落語界で『名前を継ぐ』というのはありますが、『家を継ぐ』というのは私だけかもしれません」

(週刊FLASH12月 9日号)

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